■彼女のキオクの中の僕という異物
そのお屋敷の庭には、ひとりの少女がいた。
亜麻色の長い髪を背中に流した、白いワンピースを着た女の子。
彼女は僕の名前を呼んだ。
はじめましての挨拶と共に。
「どうして僕の名前を知っているの? 前に会ったことがある?」
「知らない。覚えてないわ」
戸惑う僕に、ニコニコしながら彼女は答える。
その答えにますます混乱した。
「ねえ、お話しましょう? 今日はお天気がいいから外にテーブルを出してもらったの」
彼女にそう誘われて、僕は思わずうなずいていた。
だって彼女は可愛かったし、何より、僕は彼女の事が気になってしまったからだ。
どうして僕の名前を知っているのか。
なのに僕の事を知らないのはなぜか…
あなたの行動によってエンディングが変わる!
あなたは真実に辿り着くことができるのだろうか?
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音楽素材『甘茶の音楽工房』(英語表記=Music Atelier Amacha)
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